かのナポレオンも愛読していたと言われる兵法書「孫子」の一節がタイトル...果たしてWalileoの真意は???
この一節、勝負に臨んでの原則として使われますが、何かに臨むに際し自分と相手のことを知る重要性は、勝負に限ったことではありません。例えば首都高を安全・円滑に運転したいと考えるドライバーの場合、己を「ドライバー自身」、彼を「首都高」と考えて引用可能だと思います。
具体的には...。

【知己之章】
先ずは、自分自身を知ること。己の運転能力や性格等を過小・過大評価もせず、客観的に判断することは、簡単なようでナカナカ難しいことです。
Walileoの自己客観的評価は...
運転能力
入口やJCTでの合流の際、思い切りが良くない小心者
→合流が難しい(交通量の多い)時間・場所の利用は避けることが賢明
性格
渋滞を発生させる原因者の一人(注:渋滞は巻き込まれるのではなく引き起こすもの!)になると少々イライラ
→渋滞し易い時間・場所の利用は避けることが賢明
【知彼之章】
インターネットにより、必要な情報が巷に溢れかえっている状況を考えれば、相手を知る意思を持っているかが重要です!知的好奇心旺盛な本誌読者なら、もちろん持っていますよね!
相手の実態を知ることは、「知彼」の基本です!そこで、首都高の実態を知ることが出来る、以下のサイトをご存知ですか?
http://www.shutoko-douga.jp/
知っている場所と知らない場所では、運転する時の心の余裕が違うもの。細かい情報の前に、初めて通る場所がある際には、確認必須のサイトです!
それでは、ウォーミングアップが済んだところで...首都高を安全・円滑に走るためには、具体的にどんな情報を取得すれば良いのでしょうか?それらの情報がある場所を探してみましょう!
【知彼之章(安全編)】
首都高で運転する際に注意すべき場所が分かる、以下のサイトをご存知ですか?
http://www.shutoko.jp/service/safety/map/accident.html
このサイトでは、事故が多い場所の地図に加えて、写真と走行上の注意が掲載されています。他の箇所に比べて事故が多いのは、何か理由があるから...運転前に頭に入れておいて損はありません!
【知彼之章(円滑編)】
現在の首都高等の情報が分かる、以下のサイトをご存知ですか?
http://www.shutoko.jp/map/#/realtime/
このサイトでは、首都高の最新状況が分かります!パソコンの起動がチョイと面倒ですが、お出かけ前にチェックする価値有りです!
【知己知彼之章】
ところで...事故は、どぉやって起きるのでしょうか?
当たり前ですが、道路上を走行している車が自分だけなら、自分か車の能力を超えたことをしたり、注意力散漫になったりしなければ、まず事故は起きません。逆に言えば、周囲にたくさんの車がいればいるほど(密度が高ければ高いほど)、チョットした不注意が危険な状態を作り出します。この周囲にたくさんの車がいる状態...そぉ、渋滞です!
さぁ、やっと「検証・ザ・首都高」の本領発揮!事故と渋滞は、どのように関係しているのか?これを検証したのが下の図です!

【図1 事故と渋滞の関係】
折れ線と棒の凹凸の形状が似ていることが分かります!これは、渋滞が増えると事故が増えることを意味しています。逆に言えば、空いている時は事故が少ないとも言えます。つまり、安全と円滑は両立可能なのです。
さて、知己之章のWalileoのコメントをシッカリ読むと、首都高を安全・円滑に走るためには、渋滞しがちな交通量の多い時間帯や場所の利用を避ければ良いということが分かります。つまり、事前(お出かけの計画段階)に空いている時間帯と場所を調べられれば、首都高を安全・円滑に楽しめるってことになります。
でも、そんな都合の良い情報を提供しているサイトってあるのでしょうか?それが2つもあるのです!
先ずは、首都高の全体を時間の経過でパラパラ漫画のように見られるサイトがあるのをご存知ですか?
http://www.shutoko.jp/map/#/month/
このサイトでは、首都高全体の平均的な渋滞状況を把握可能で、目的地まで複数ルートがある場合も同時に確認可能です!
一方、電車でお出かけする時、「**駅に**時に着きたい!」って感じで検索するサイトの首都高版をご存知ですか?
http://www.traffic-ch.jp/cgi/index.cgi
このサイトでは、統計データに基づいた所要時間・距離の最短ルートに加えて、ルート上の渋滞箇所や設定時刻前後の所要時間、更には最新の所要時間傾向をお知らせしています!
多様な情報が溢れかえる中、如何に本質的で的確な情報を発見し活用するか...これこそが「知彼」の重要な視点だと思います。
第10回の結論...
これで貴方は、『百戦不殆!』
空いている時間と場所を選んで走れば、首都高は安全で円滑に使えそうです!
孫子の教えである「知己知彼 百戦不殆」は、現代社会にも十分活用可能ですね!
そぉそぉ、この考え方は首都高に苦手意識を持っている人にこそ使って欲しいと思います。というのも、首都高に苦手意識を持っている人から、合流が怖いって声を聞くのですが、「空いている」状態は「合流し易い」という側面を有しているからです。小心者のWalileoの場合、周りの人に迷惑をかけないようにと緊張してしまうのですが、周りを走っている車が少ないと余裕を持って運転できます。運転に自信のない人こそ、空いている時間と場所を選んで、首都高を快適に楽しんで欲しいと思います。
とはいえ、安全運転はハンドルを握る人の心がけが何より大切です!いくら事故リスクの低い、空いている状態を選んだとしても、心に潜む油断や他人事意識は、貴方自身にしか排除出来ません!空いている状態に慢心することなく、「知己」の実践で自身の身体・精神状態を的確に把握し、首都高での運転を楽しんで下さい。
誰もが留意する雨天時の運転について、実際の交通現象面から切り込んでみたいと思います!乞うご期待!!
風薫る5月...外出するには最高の季節ですね!(蛇足ですが、Walileoの誕生月でもあります!)
一方、いくつかの学会における研究論文投稿の締切時期でもあるんです!なので、自宅で論文執筆に勤しむことがGWの恒例行事となっております。因みに、交通現象に対するWalileoの三直精神(正直・愚直・素直)は、研究で身に付けたものです!小難しいことをやっていると思われがちな研究も、噛み砕けば誰にでも分かる内容ですし、世の中の役に立つための研究ですので、その一部は「検証・ザ・首都高」でも紹介しているんですよ!
...長くなりましたが、毎度ながらの遅配の言い訳でした。(^_^;)
さて...前回で「渋滞は特定の場所で起きるのではない」という主張は実際の交通現象としては正しくないと言いましたが覚えていますか?その理由は、実際の道路には相対的な弱点があるからです。周囲には何もない真っ直ぐで平坦な道路であれば、特定の場所で渋滞は起きないかもしれませんが、それは物理実験の仮想的な理想状態に過ぎず、実社会にはほとんど存在しないからです。弱点の例が、無意識に速度低下してしまったりするサグです。下り勾配を注意する看板は安全のため、上り勾配を注意する看板は速度維持喚起(速度低下抑止)のため、覚えておいて下さいね!(Walileo)
